
英語指導者が教える世界に通じる子供の育て方戦略7つ
更新日:2021年5月17日
30年、子供たちのための英語指導に向き合い、
また、私自身、二人の子供たちを育てあげて、
今、60年の人生を振り返り、
私自身の幼少から、両親との時間を振り返り、
実践して良かったことをまとめてみました。
1 自分で決めたことには責任が伴うことを教える
2 子供の選択を尊重する
3 子供たちが大人になった時代を見据える
4 愛情を感じさせる言葉を使う
5 言い続ける
6 自分でやらせる
7 何事も一番最初にやらせる

1 自分で決めたことには責任が伴うことを教える
物心が着いた時から、子供たちの発した言葉に責任を持たせて見ましょう。
なんでもかんでも、一語一句を捉えて、責任を持たせることではありません。
それぞれのご家庭、それぞれの年齢で、
身につけさせたいしつけや価値観は違いますよね。
あまりにも、言いたい放題で、あれが良い、これが嫌だ!と
子供たちは、成長の時々に、そう言った主張をすることがあります。
私も、「今親の言うことを聞いておかないと、後で、もっとしんどいことになるの
に。。。」と先読みをして、心配をしほとほと、手を焼いた時がありました。
でも、ある時、「発した言葉の責任を取らせよう!」と決めて、
「あの時、あなたはこう言ったよね。言ったとおりにやってごらん。」
「言った言葉には、責任が伴うから、自分で言ったとおりやってごらん。」
という言葉を投げかけました。
いつもかまっている母親が、急に突き放したような言葉の投げかけ。
そして、言葉がその時の感情から言い放たれていて、
言った言葉の責任を取るのが難しい。。。。と感じた時、
子供たちは、考えてものを言うようになった気がします。
子供たちが「責任」に気づいた時に、
「あなたが言ったとおりにやらせてみたけど、お母さんは間違えてる?」
と聞き返すことも忘れずに!
2 やりたいことを阻止しない
子供のお習い事、進路、その時々に、親は相当悩みます。
前述の「言葉の責任」を取る子育てをしていると、
自分が何がしたいか、どの進路に進んで、何を学びたいか、
自分で情報収集をして、自分の希望が心に芽生だします。
その芽生えた希望が、親が思っていることと違っていても、
ここは、子供の希望を最優先にしてあげましょう。
もし仮に、親が思っていることと、全くかけ離れた選択をしても、
その子の人生は、始まったばかり。
まだまだ先はあります。
そこでもまた、子供たち自身が選んだ日々の中で、
子供たちがいろいろな経験を通して、自分で考え生きていきます。
3 愛情を感じさせる言葉を使う
相手に言葉を届けて、心の奥深く伝えることは、なかなか難しい事です。
私は親に褒められた経験がなく、否定されることが多かったので、
「褒めて育てよ!」という言葉の意味はわかっていても、
なかなか、子供たちを褒める方法がわかりませんでした。
アメリカ留学で、ホストの両親が、
子供たちや私に、いろいろな褒める言葉をかけてくれて、
その表現の豊富さと温かさに、とても心地よい気持ちが心に広がっていたのに、
いざ、自分が子育てを始めると、
注意することばかりが頭に浮かび、
いつも怒ってばかりなので、
「あ!ここ、褒めたい!」と思っても、
感情の切り替えができないことが度々ありました。
でも、褒めることを意識して、何度も子供たちに伝えると、
だんだん、褒める言葉が出てきて、自然にできたことを評価してあげたり、
ちょっとしたことに、「すごいね!」と言えるようになりました。
ホストマザーが使ってた表現で、いつも大好きな言葉。
そして、レッスン生徒にも使っている言葉は、
I'm proud of you.
私はあなたのことを誇りに思います。
どんな時でも、どんな状況や状態でも、
「今のあなた、今まで努力したあなた、あなたがどのような時でも、
お母さんは、あなたのことを誇りに思ってるよ」
これに勝る愛情のある言葉はないと思っています。
5 言い続ける
どうして、子供たちは、言うことを聞かないんでしょうねぇ。。。。
後々、大人になって、
「あの時、お母さんの言うことを素直に聞いていれば良かった。。。」
とか、
「あれだけ言われてたのに、あの時、もっと勉強しておけば良かった。。。」
とか、
今さら〜〜〜〜〜〜????と怒り心頭になるけれど、
母は、言い続けました。
「ありがとう」を言いなさい。
「ごめんなさい」を言いなさい。
そして、宿題はしなさい。
つまり、感謝する心を持つこと。
素直な心を持つこと。
そして、努力をすること。
6 自分でやらせる
私は、娘にも息子にも留学を進めました。
でも、留学は、他国に自分の子供を託すわけですから、
「可愛い子には旅をさせろ」なんて無責任なことを、
他国に押し付けられたら、受け入れた国は、たまったもんではありません。
だから、留学をしたいと思ったら、
自分で準備をさせようと思っていました。
息子が留学をしたいと言い出した時に、
中学校に来ていたALTの先生を訪問して、
どうすれば留学できるか聞いてきなさい。と自分で行かせました。
全く英語が話せない息子がどんな具合で帰ってくるかと思ったら、
「なんか、TOEFLとかの試験を受けないと留学ができない見たい。
TOEFLで500点以上取ったら、留学できるとか言ってた」
と言うではありませんか!!!
なんとか、ALTの先生とコミュニケーションを取ってこれたようです。
「でも、まだ分からん。。。」と言ってたので、
「じゃあ、留学斡旋する業者さんとかに電話で聞いてみたら?」
と言うと、自分でインターネットで探して、電話をしていました。
もたもたしながら、思いつく質問をいろいろとしている背中を見ていると、
反抗期もあって、いつも偉そうにしている息子が、
背中を丸くして、業者の説明を熱心に聞いてるのを見ると、爆笑したくなりました。
私が、留学支援事業をしていますので、
息子が留学に必要なことが大体分かった段階で、
できることは息子にやらせて、準備を進め、
さて、いよいよカナダに旅立つ日、
近くの空港行きの高速バス乗り場まで送って、
「頑張ってね!」と見送り、息子は一人で海外へ旅立ちました。
7 何事も一番最初にやらせる
いろんな子供たちを見てきました。
レッスンでは、手をあげて、一番にやらせることを重視しています。
できると思って手を挙げてみても、
思ったほど、うまくできなかったり、絵本が上手に読めなかったりします。
一番に手を挙げて、うまくできなかったクラスメイトを見て、
他の子供たちは、安心したり、間違ったクラスメイトから学んで、
後から手を上げる生徒ほど、上手にできることはよくあります。
でも、そう言った生徒は、いつまでも、3番目、4番目に手を挙げて、
無難に物事をこなして満足をしています。
私は、それではもったいないな。。。。と感じています。
どうせ、同じことをするんであれば、
失敗しても、うまくできなくても、
最初にチャレンジすることで、
自分の実力を知り、
足りないことや、
うまくできないことで、
再度、チャレンジしたり、工夫したり、
そして、そう言ったことを何度も繰り返すうちに、
本当に心の強い、
自信に満ち溢れた子供たちに成長していきます。
家庭でも、学校でも、
このような姿勢で、物事にチャレンジさせてみることは、
後々の、子供たちの力になり財産になると感じています。
まだまだ、書き足りないけれど、
詳しく知りたい方は、家庭でのサポートのご相談まで!