英文法で1番に出てくるのが、冠詞 a / an です。
私たちが使う日本語には、数の概念は入っておらず、
「私は一本のペンを持っている」などと、
いちいち、数を言葉にすることはありません。
ところが、英語で一番悩ましいのが、この「数」の概念。
a / an のルールや、単数形、複数形、定冠詞などなど、
文法のルールで縛られてしまうと、
数を気にし過ぎて、自然な会話運びができなくなります。
コミュニケーション英語では、あまり間違いを気にせず、
それよりも、伝える物事の意味合いが、
理解されるように、文章作りに集中した方が良いと思います。
とは言え、やはり、ルールは正しく身につけたいものですね。
a は、1つのものや一人の人を表すので、名詞の前につけます。
a pen
a person
a は、b, c, d, f, g, hなどの子音で始まる言葉の前につけます。
a bag
a cat
a dog
a frog
a goat
a hat
an は、a, e, i, o, u の母音で始まる言葉の前につけます。
an apple
an egg
an iguana
an octopus
an umbrella
これは、どちらが正しいでしょう。
①
I am a office worker.
I am an office worker.
②
It took a hour.
It took an hour.
① は、o が母音なので、I am an office worker. が正解です。
② は、hから始まっているけれど、時間は母音の音で始まるので、
It took an hour.が正解です。
「私はMP3 プレーヤーを持っている」を英語で言うと、
MP3は、たとえmから始まっていても、
アルファベット読み(エム)のエの音は母音なので、
I have an MP3 player. となるわけです。
傘は、umbrellaなので、an umbrella。
でも、大学のuniversityや空飛ぶ円盤UFOは、
ユーという音から始まるので、
a university
a UFO
となります。
woman, year, yellowを
カタカナ読みで、ウーマン、イヤー、イエローと発音すると、
全て母音の音の始まりのように勘違いしてしまいますが、
これらは、w や y の子音から始まる言葉なので、冠詞は、
a woman
a year
なのです。
Comments